「もうちょっと、手軽に火おこしが出来ないかな〜」
焚き火や炭火などは、より非日常感を味わえるワンシーンではないでしょうか。
ただ、何かと忙しいファミリーキャンプ。火おこしも楽しみの一部とはわかりつつも手軽さを重視したい場合だってあるわけなんです。
と、言うわけでそんな火おこしをより手軽にしてくれるガストーチの中でもお洒落で機能的なスノーピークのフォールディングトーチをレビューしたいと思いますよっ!
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【レビュー】ファミリーキャンプには必須?!スノーピーク フォールディングトーチはかなり便利だった!
ども〜、みそおですっ!
キャンプで焚き火やバーベキューを楽しむ時に、絶対に必要となる “火おこし” 。意外とこの火おこしって難しく、「え? 木って意外と燃えない」なんて思ったりしました。
そんな時に今回レビューをするスノーピークのフォールディングトーチですが、そんな”キャンプ中の火おこしを素早く” してくれるので、かなり活躍してくれるわけです。
正直、「最初は無くてもいいかな〜」とか思っていましたが、実際に使ってみると、フォールディングトーチ無しのファミリーキャンプはあり得ない!という手のひら返しな印象があります。
間違いなく今年買って良かったキャンプ道具の一つになるぐらいよかったので、スノーピークのフォールディングトーチを詳しくレビューしたいと思いますよ〜。
フォールディングトーチ スペック
スノーピーク フォールディングトーチ
- セット内容:本体、収納ケース
- 収納サイズ : 191×70×43mm
- 重量 : 250g
- 出力 : 3,500kcal/h
カタログ値としては、こんな感じですが特筆すべきなのは3,500kcal/hという高い出力です。こういったガストーチを調べてみると2,000kcal/h前後が多い中でみると頭ひとつ出ています。
実際に使ってみた印象でも「ゴォォォォ」という音と共に薪に火がついてしまう印象があります。
それでは、詳しく外観や使い方などを見ていきたいと思いますよっ!
ガストーチらしからぬ高いデザイン性
先ずは外観から。よくあるガストーチとは、似ても似つかないデザイン性の高いスノーピークのフォールディングトーチ。
どのアングルから見ても絵になるそんなトーチですね〜。いや〜カッコいい!これだけでも手にした価値がある(気がする)!
もちろん、デザイン性だけではなく細かい部分も綺麗に仕上げられており、各金属部分や持ち手などにバリなども無く、流石のスノピクオリティ。
折りたたみ式のガストーチなので思ったよりはコンパクトになります。ただ、「めっちゃコンパクト!」とまではいきません。まぁボチボチな感じ。
ただ手のひらサイズで専用の収納袋もついていますので、特に嵩張る等の印象はありませんでした。
細かい部分も便利な機能
特に個人的にフォールディングトーチの持ち手が秀逸なんです。
他社のガストーチはガス缶の先端に取り付けし、ガス缶本体などを持つことになるわけです。その一方で、フォールディングトーチにはしっかりとした持ち手がついています。
この木製のハンドルがいい味となっており、使うと冷たくなるガス缶を持たずに使う事ができます。また、取っ手があることで火口との距離を確保する事ができ、比較的安心感を持って使う事ができます。
そして、取っ手の端にはコの字形のフックがついており、コレがめっちゃくちゃ便利。
何かとキャンプ中に道具って迷子しがちなんですが、このフックを使ってテーブルの端やハンガーラックなどに引っ掛けておけば、使いたい時にサッと使い、スッと仕舞うことができ、とてもスマート。
フォールディングトーチ の使い方
続いてはフォールディングトーチの使い方をご紹介! とは言っても特に複雑な作業等もなく、難しいことはしません。
ただ、その中で気になったポイントや注意点などを交えながらご紹介したいと思いますよ〜。
組み立て方
組み立て方と言っても、折りたたまれている関節部分を広げるだけ。
それだけなんですが、写真の小さく写っている金色のロックピンを押しながら広げてあげなければならず、正直コレはかなり押しにくい。常に深爪気味の私は特に。(無駄な情報)
このピンを押す作業が微妙にストレスがあって、割と爪がないと押せないぐらいの感じなんで、他の機能が素晴らしいぶん、ちょっと残念。ただ、ガストーチは折りたたんだり組み立てたりを繰り返すものでも無いと思うんで、許容範囲だと思います。
続いてはガスカートリッジ(いわゆるガス缶)を取り付けます。この際には、ツマミがしっかりと時計回り(ガスをオフ)にいっぱいになっているか確認しましょう。
あとは、ガスカートリッジを取り付けるだけですが、ここで一つ注意点。
現行でのスノーピークのOD缶は、GP-◯◯◯SRの銀色と、GP-◯◯◯GRの金色の2種類あります。(◯◯◯は容量によって変わります。)
それでフォールディングトーチは、GP-◯◯◯SRの銀色のOD缶のみ対応しているので、注意しましょう。
やむを得ない場合などで金色の方でも恐らく使えるとは思いますが、製品保証や修理対応が受けれなくなるみたいなのでやめましょう。まぁ、この辺りは自己責任の範囲で。
着火
フォールディングトーチには点火装置が備わっておらず、ライタやイグナイタ等で着火する必要があります。
着火方法は、ツマミを反時計回りにゆっくりと回すと「シューーー」とガスが吐出する音が聞こえてきますので、あとはトーチの先端に火を灯すだけですよ〜。
少し余談になりますが、点火装置の有無に関してですが、あった方がもちろん便利。わかりやすいしね。
それはそうなんですが個人的には、点火装置は必須とまでは思っていません。「まぁ別になくてもいいよね〜」ぐらいなんですーーー。
と、言うのも壊れる(壊れていた)可能性も比較的多くあり、子供と一緒に過ごすファミリーキャンプなのでイタズラや誤操作防止等にも繋がるからですね。
人それぞれ考え方によると思いますが、私自身は点火装置が無いストレスよりも、点火装置があるけど経年劣化等で着火しづらい時の方がストレスを感じるので、確実にライターやイグナイタで点火する方がストレスフリーと思ってます。
火力調整
火がついたら調整のツマミを反時計回りに回すと火の強弱を調整することができます。
また、取扱説明書には記載されていませんがどうやら上下を反対にすることでも強弱を変えることができるみたいです。(先駆者の方の情報)
動画で撮影してみましたが、確かに火力がアップしている感があった印象がありますので、基本的には、本体を逆向きで使っています。(逆向き使いは使用可能と謳ってあります。)
あとは、火がついたな〜という感じになったらツマミを時計回りに回して火を消して完了です。使用後、トーチ先端はかなり熱くなっていますので、ファミリーキャンプ等では子供が触ってしまわない様に注意しましょう。
フォールディングトーチ を使った印象
スノーピークのフォールディングトーチを買ってみた印象はーーー。
買って、本当に満足。これなしのファミリーキャンプは考えられなくなりました。
キャンプでの火おこし。もちろん、この行為にも人それぞれに趣きがあり、着火剤を使ったり、またブッシュクラフトの様にメタルマッチなどを用いて “火をおこす” 行為自体を楽しむ一面もあります。
ただ、やっぱりファミリーキャンプ。なかなかこういった趣きを楽しむ時間が作れなかったりし、パパッと炭や薪に火をつけたいシーンが多くあります。
そういった時にフォールディングトーチのような高火力によって、手軽に火をおこす事ができるので、火おこしに自信のない方だけではなく、特にファミリーキャンプをする方にはかなりオススメの一品となってます。
いや、何故ここまでオススメするのかには理由(失敗談とも言う)がありましてーーー。
もともと自分自身、割とアウトドアな家庭で育った事もあって炭に火をつけるというのに慣れており、特に苦手意識はありませんでした。着火剤と団扇があれば余裕でしょ? みたいな。
そんな中でとあるファミリーキャンプの際に、バーベキューをしようと持参した炭で火おこしを開始したんですが、炭の保管状態等の問題でなかなか火がつかず、結果的に急遽、キャンプ場の売店で新しい炭を購入したことがあります。
この時には新しい炭が購入できたので、事なきを得たんですが、これが売り切れ等で買えなかった際には嫁ちゃんからの冷たい目、子供たちの泣き叫ぶ姿、絶望する自分を容易に想像できます。(ま、実際にはそこまではなりませんけどね。)
そういった経緯もあって、ファミリーキャンプでは、フォールディングトーチを使って確実性をあげた方が、より手軽にキャンプが楽しめると思ったわけです。
やっぱりね。なかなか火がつかないと焦ったり、イライラしちゃうんで、ファミリーキャンプではこういった便利な道具はガンガンに使うことをオススメしますよ〜。
(火おこしなどを楽しめる年齢や経験値が上がってきたら、ブッシュクラフト的な事にチャレンジしてみても良いですしね!)
もしかしたら仕様変更?
このあたりの詳細は調べきれていませんが、過去のフォールディングトーチには、OD缶からCB缶でも取付ける事ができる様にするアタッチメントが付属されていた様です。
ですが、2022年現在の取扱説明書やカタログを見てもアタッチメント付属の記載はないので、恐らく廃盤? カタログ落ち? サイレント値上げ? になったんだと思います。
なので、新規で購入を考えられている方は、覚えておいた方が良いかと思います。(あ、私は「え?なんでついてないん?」ってなった人です。)
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スノーピークのフォールディングトーチでキャンプを快適に遊ぼう!
もともと購入予定ではなかったガストーチ。ですが、使ってみるとかなり便利で特にファミリーキャンプには必須とも思っています。間違いなく、今年買って良かったランキングに入ります。
他のガストーチと比較するとスノーピークのフォールディングトーチはややお高い印象がありますが、デザイン性、使い勝手、火力とどの項目も非常に満足できる一品でした。
また、他のスノーピークのOD缶を使う火器類を使っている時には、ガスカートリッジを共有できるので、これもメリットの一つですね!(実はコレが一番の購入理由だったりする(笑))
と、いうわけでスノーピークのフォールディングトーチ。気になっているかたは是非、店頭等で実物を触りながら悩んでみてください。私は激推ししますよっ!
おわり〜
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