ども、みそおです。
スノーピークの数ある人気テントの中でもロングヒット商品でもある「ランドロック」。
さまざまメーカーから色とりどりのテントが展開されている中で、ファミリーキャンプ場やアウトドアショップで展示されていたりと、今でもよく目にするテントですーーー。
威風堂々としたそのたたずまい。
圧倒的な居住スペース。
永久保証のスノーピーク。
その人気は流行り廃りが多いキャンプ界隈の中でも、広く・長くキャンパーに愛されている代表的なテントの一つがランドロックと言えるでしょう。
そんな人気テントの一角を担うランドロックを使っている我が家ですが、やはり使っていて「これはしんどいな〜」と、後悔する部分があったりします。
ただ、これはメリット・デメリットがある事は、どのテントにも言えることで、ある意味でキャンプのスタイルによって優先順位をどうつけるか? という指標になるとも言えます。
この記事を読んでいると言う事は「ランドロックが気になるけど、どうしようかな〜」と悩んでいる方だと思いますので、ぜひ購入を検討する際の一つのポイントとして読んでみてください。
後悔ポイントその1『収納サイズがデカい・重い』
それでは一つ目の後悔したポイントは、収納時の重さと大きさです。控えめに言って「これは米か?」というぐらいのボリューム感が溢れるのがランドロック。
それもそのはず、【キャリーバッグ/75×33×36(h)cm、フレームケース/72×17×22(h)cm』そして総重量が20kgを超えます。これにアップライトポールなども加えたら、もうテントではなく、筋トレ器具。
そんな筋トレテントのランドロックの収納サイズが大きい事で後悔するシーンとしてはーーー。
- 自宅などの保管場所を置く時。
- 積載の時。
- 雨天後に自宅なのでテントを干す時。
などなど大きさと重さがデメリットとなり、気軽に持ち運びする、少し狭い場所に置く時など、の機動性がかなり悪くランドロックの重量も加わってかなり負担となります。(特に腰に)
これは身軽さを求める方や毎週、キャンプに行くような羨ましい方には大きなデメリットになるかもしれません。
後悔ポイントその2『設営の労力』
ツールームテントの設営は大変ではない。
と別の記事で書いていたりしますが、あくまでも設営する際に何が大変か?がポイントになります。
基本的に私自身は “サイトレイアウトを考える” のが一番、苦手でテントの設営自体は割と好きです。(なんかお祭りがはじまるな〜)みたいな嬉しさ。
そんな3度の飯よりテントの設営が好き(ウソです)な私でも、やはりランドロックの設営は大変ですーーー。
- 大きく・長いフレームが多数。
- 幕体自体も重い。
- 設営するための場所も広い。
などなど、テント周辺を行ったり来たりする設営作業で、重く・長いフレームをスリーブに一つ一つ入れたり、吊り下げ式インナーテントを高い場所にも引っ掛けて設営するなど、ランドロックの大きさ故に自然と運動量も増えて設営が大変。重さもあるし。
また、雨や強風など、夏の暑い日などの天候によってはボディブローの様にじわり、じわりとランドロック労力を更に底上げし、「なんでこんなデカいテントなんて買ってしまったのか……」と、滝の様な汗をかき、一仕事してます感を得ながら設営していることも少なくありません。
特に、この辺りは最近でのソロキャンプ・デイキャンプで身軽さを重要視している傾向になって山岳向けテントなどを使っていることもあって、その “設営の労力の差” をデメリットとして強く感じてしまいます。
後悔ポイントその3『サイトの下調べ』
ここまでの後悔ポイントは正直、序の口。いや購入前から知っていたし、想像できていたので「やっぱりか〜」ぐらいなもんです。
ですが、この3つ目の後悔ポイントが個人的に一番、ストレスとなっています。それはーーー。
スノーピークの中でも大型に分類するランドロック。
これはランドロックに限らず言える事かもしれませんが大型テントやシェルター故の悩みというのか、心配があり、このランドロックの設営スペースがサイト内に収まるか? という下調べをしなければならない点です。
ただ、先に実情を言ってしまうと、現在までに利用した、いわゆるファミリー層向けのキャンプ場で設営が出来なかったという事はありません。
おおよそのファミリー向けのキャンプ場は非常に綺麗な平地の区間サイトであることが多く、大人数向けのテントを前提としているため、特に気にする必要はありません。
これは、私自身が考えすぎな部分はあるかもしれませんがーーー。
初めてのキャンプ場や林間キャンプ場など、サイトの大きさに「十分な設営スペースはあるのか?」と、不安を覚える事は多々あります。
特に林間サイトでは、サイトスペースは十分にあっても切り株や岩、傾斜などのあったりするケースもあり、意外と設営スペースのスイートスポットが限られていたりします。
実際に私自身は、初めてのキャンプ場を予約する際には、サイトの大きさをホームページやブログのレポートなどで寸法でしっかりと調べています。
特に、色々な大きさのサイトがあるキャンプ場は要注意で、なんとなくで予約したけど、設営できなかった。みたいな事がない様に事前準備が必要となるわけですね。
「これがもう少し小さいテントだったらな……」
と、本当に設営スペースが足りるのか?というこの一手間の確認が結構、億劫です。キャンプ場のホームページに記載してあればそこまで苦ではないんですが、掲載してないと、もう調べまくるしかないんですよね。
何より予約してキャンプに行ったもののサイトスペースが足りなくて、テントが設営できなかった!となったら笑えないですもんね。
ただ、基本的にフリーサイトしか利用しない!区間のファミリーキャンプ場ばっかり!みたいな方は、そこまで負担になる様な内容ではないかもしれませんが、個人的には割とストレスだっらしします。
スポンサードサーチ
でも……魅力もあるのがランドロック
ここまでなんやかんやでランドロックを使っていて後悔してしまったポイントをお話ししましたーーー。
「え?それならランドロックって微妙では?」
「やっぱり大きなテントは、デメリットしかないな!」
と、思ったそこのあなた。いやいや、違うんです。
私自身もランドロックを買い替えようと思った事は実は何度もあります。もうね。それぐらい大きく・重いんですーーー。
でも、それらの後悔を忘れてしまうぐらい魅力があるのもランドロックなんです。だから手放さない、いや、手放せない。デメリットだけではなく、もちろんメリットだってあるわけです。
というわけで、ここからはランドロックの魅力の一部ではあると思いますが、特に私自身が感じているランドロックのメリットについてお話ししたいと思います。
魅力ポイントその1『圧倒的な広さ』
後悔したポイントで上げたテントの大きさ。確かに「本当に設営できるのか?」「持ち運びが大変」というのはデメリットであり、不安材料となります。それらは極力、減らしたいですからね。
ただ、それは設営する “前” の話し。設営したランドロックはどうでしょうか?
ーーーもう、家です。
“圧倒的” と言ってしまって良いぐらいの居住スペースが確保されているランドロック。縦横の面積の広さもありますが、テントの高さが205cmもあり、大人の私でも屈む事がなくリビング部からインナーテントまで、どこを歩いても移動が、かなり楽です。
ランドロックの前はアメニティドームを使っていたので、このテントの高さがより魅力的に感じており、テント内で過ごす時の快適性は比較にならないほど優れています。
タープも実は中心部は気にせずに立てても、少し横に行くと微妙に低く、かがんだり、地味にタープの幕体に頭を擦ったりと意外とストレスがあったりします。(タープは張り方によってリカバリーできますが)
メリットであり、デメリットでもあるテントの大きさですが設営した後にランドロックの中でくつろいでいる時の「広いな〜いいな〜」と、広々した空間でゆっくり出来るのは、ランドロックの魅力ではないでしょうか。
魅力ポイントその2『全てがリビングに収まる』
二つ目に個人的にランドロックで最もメリットに感じているのが広々としたリビング部にテーブルから何まで設営スペースが収まるんです。
このテーブル、チェア、キッチンテーブル、収納ボックスなどの4人家族の我が家のキャンプ道具が全てリビング部に入れる事が出来るメリットは計り知れず、それはーーー。
- 急な雨でも道具を移動しなくてもいい。
- 夜間や少しテントを離れる際の防犯にもつながる。
などなど、広いリビングスペースによるメリットはかなり高く、基本的に夜間などにキャンプ道具を外にそのまま置いておくのは嫌な派なので、テント内に仕舞えてしまうのは嬉しいポイント。
また、ランドロックの入り口部を別途、アップライトポールで跳ね上げることでより広く、長いスペースが確保できるので、個室的に別途タープを設けるなどしなくでも十分過ぎるスペースがあります。
ただ個人的に跳ね上げ時にサイドウォールがあるとより完璧になるんですが、普通のランドロックにはついてません。雨の侵入や日が傾いてきた時間の眩しい光を遮ってくれるのでプチ便利なんですがね……。
ただ、雪峰祭限定モデルのランドロックや同社のトルテュpro.には付いているみたいです……。
魅力ポイントその3『オールシーズン対応』
四季折々ある日本という気候。どの季節にもそれぞれの魅力があり、その中でアウトドアを楽しむのもキャンプの醍醐味の一つとも言えます。
その中でも、ランドロックは年中使えるテントと言っても良いと思いますし、実際に私自身もどのシーズンでもランドロックを愛用しています。
キャンプでより下準備が必要となる時期は「夏」と「冬」になるわけですが、その時にランドロックを使った際の印象をお話ししたいと思います。
ランドロックには大きめのサイド、前後パネルがあり、どのパネルもメッシュが備わっており、非常に通気性の良いテントとなっています。
また、前後パネルを跳ね上げすることで、この通気性の高める事ができ、ランドロックに使われている幕体も遮光性もあって夏のキャンプでも比較的快適に過ごす事ができました。(もちろんキャンプ場の標高によりますが)
あと、広さ・高さのサイズ感から寝苦しい夜にも効果があったと思います。
というのもアメニティドームMを使っていた標高の高いキャンプ場で過ごした際に、インナーテントの狭さにより空間自体も小さく、人と人の距離が近いためか熱がこもりやすく、「テントの外は涼しいんだけど、インナーテント内はちょっと蒸し暑い」みたいな事がありました。
一方で、ランドロックの高く、広いベッドルームから風通りもよく、同じ季節、同じ様な標高であっても、快適性がかなり違う印象がありました。
また、冬キャンプではスカート付きテントでもランドロック。その後悔から真冬の冷たい隙間風を防いでくれたりします。
そして、すべてのパネルを閉めたお籠もりキャンプでも圧倒的な大きさを持つランドロックなので、リビング・インナーテントなのでテント内でも移動も楽に動く事が出来ました。
ただ、テントの広さ故に暖房効果が良いとは言えず、灯油ストーブ一つではテント内をしっかりと暖めるとまではなりませんでした。あくまでも最低気温を上げるほどな感じです。
(テント内での火器類の使用は自己責任で)
スポンサードサーチ
ランドロックを買って後悔?!でも、魅力もたくさんある
ランドロックやテントに限らずどんな道具にも言える事ですが、メリット・デメリット、向き不向きがあり、それらが自分自身のスタイルとどうマッチするのか? が一つのポイントとなると思います。
このランドロックは、機動力という身軽さは皆無ですが(笑)、それらを引き換えにどっしりとした ”安心感、快適性に重きを置いたテント” とも言えるかもしれません。
というわけで、今回は一個人の印象ですが、実際にランドロックを数年使った際に「ここはちょっと大変だな」といった特に後悔した部分を抜粋してご紹介しました〜。
コメントを残す